こんにちは。みやもっちです。
中古住宅の販売会社に9年勤務している私ですが、実はそのうちの数年間はとある県の営業責任者をやっていました。
お客様からの値段交渉の回数は数知れず。
でもその分、販売側の値段交渉に応じるポイントは掴めたつもり・・!
中古住宅とハウスメーカーの注文住宅では訳が違いますが、今日はそんな私が住友林業で家を建てる際に実践した値段交渉術をご紹介しちゃいます!
結果、○百万の値引きに成功し、希望予算内に収めることができましたが、担当者さんから「値引きしすぎてるから、外に出さないでね!」と念を押されてしまったので、残念ながら額はお伝えできません・・・泣
どんな風に交渉したかの方法ならいいよね、担当者さん♡
値段交渉は心理戦であり、駆け引きである
私が営業をやっていた時に感じたのはズバリ!「値段交渉は心理戦」ということでした。
会社としては少しでも利益を確保したいけど、お客様との契約には繋げたい。
営業マンとしては「この値段交渉に応じないとこのお客様は本当に契約しないだろうか?」「値段交渉しているだけで、本当に買ってくれるだろうか?」と、お客様の言動を元に心理を考え、値段交渉にどこまで応じるのかを判断していました。
じゃあどんな交渉をしたら、「この人には値引をしよう」と思ってもらえるのかな?値段交渉前・値段交渉時について、それぞれ考えて見たよ!
値段交渉前のポイント
値段交渉前のポイントの前に、、まずはこんな失敗、あるあるだよね〜という内容から。
見栄を張って予算を高めに伝えたら、結局それくらいの費用を提示されちゃった!
メーカーが気に入って急かされるがまま契約。詳細を詰めていったら、オプションでどんどん費用が膨れあがっちゃった!
これ、とってもあるあるだと思うんです。
そんな失敗をしないために私が実践したのがこのポイント!
- 予算は下調べした上で低めの金額で伝える
- 請負契約前に家の詳細やオプションを詰める
具体的に説明していくね!
予算は下調べした上で低めの金額で伝える
住宅展示場に行くと必ず営業マンに聞かれる、「予算はおいくらですか?」の言葉。
なにげな〜く聞かれているけど、「予算をいくらで伝えるか」、超重要だと思うんです!
実際どれくらいで建てられるのが分からないけど、とりあえず見栄を張って目一杯の金額を伝えようもんなら、そこまでは大丈夫なんだなと判断されかねない・・!
だからといって現実とかけ離れた低い予算を伝えると、相手にしてもらえないなんてこともある、、(泣)
そこで我が家はこんな風に実践しました!
- まずはざっくりどの程度の予算があればそのメーカーで建てることができるのかを知る
- そのメーカーで建てられそうなギリギリ・もしくはちょっと足りないと言われそうな予算感で伝える
どの程度の予算でなら建てられるかについては、こんな風に把握していたよ!
事前に予算の相場や坪単価を調べる方法
- 最初の住宅展示場内覧時では予算は伝えず、むしろ「どれくらいで建てられるのか知りたい」スタンスでいく。
- このメーカーで建てた場合の坪単価を、営業担当に聞いたり口コミで調べる。
- 土地を紹介してくれた仲介業者に、そのメーカーで建築している人はどれくらい費用が掛かったかを教えてもらう。
また、予算を伝える際には他にこんなことも意識していました。
土地代や諸費用も込みでの予算を伝える
家を建てるには、土地代はもちろん、土地の仲介手数料や地盤改良費用、外構費用、登記費用、融資諸費用、火災・地震保険料、印紙代など様々な諸費用が掛かってきます。
諸費用を別で考えておくと、後で「こんなにかかると思わなかった!」となるので、「土地代や諸費用も丸々込みで、この予算」と伝えるといいですよ♪
第一希望のハウスメーカー主導のFP相談はしない
よく、住宅展示場に行くと資金計画にお困りならと、FP(ファイナンシャルプランナー)相談を紹介されますよね。
しかしFP相談すると、収入や今後の生活を元に「ここまでならローン組めますよ」というマックスに近い予算組みを提案される可能性があったり、その相談結果がメーカーに筒抜けになるので、我が家では第一希望のメーカーではFP相談はしませんでした。
ただ、FP相談自体は家計の見直しやローン計画の参考にしたかったので、第三希望のハウスメーカーを通して相談に乗ってもらいましたよ!笑
あくまで「めいっぱいローンを組める金額」ではなく、「自分達の考えている予算」を重視してほしかったからね^^!
予算は理由もセットで
FP相談しなかったのと同じ理由で、予算を伝える際は「理由」もセットで伝えていました。
営業さんに、「予算はこれくらいと言っているけど、実際これくらいはローン組めるからな」と思われたくなくて・・
自分でも、営業さんの心理を読みすぎて職業病だなと思う(汗)
我が家は元々中古住宅も見ていたので、「中古住宅で気に入る価格帯だと〇〇万くらいだから、+500万くらいの予算で建てられるなら注文住宅いいなと思う!」「それ以上かかるなら、中古で十分だと思うので・・」と伝えていました♪
請負契約前に家の詳細やオプションはできるだけ詰める
値段交渉前のポイント2つ目は、「契約前に家の詳細やオプションはできるだけ詰める」ということです。
ハウスメーカーで家を建てる場合には
- 請負契約
- 着工合意契約
の2つの契約を結ぶのですが、請負契約後に内容を詰めていった結果、着工合意契約の時には何百万も金額が上がってしまったという話をよく聞きます。そこで、こんなことを意識しておくといいと思います^^
- 請負契約前に家の詳細やオプションはできるだけ伝え、プランに盛り込んでもらう
- グレードに迷ったら、とりあえずグレードの高い方でプランを作っておく
全部を確定レベルで詰めるのは難しいと思うので、特に費用が上がりそうなオプションを伝えておくといいですよ。
住友林業の場合、請負契約後にオプションを減らしたりグレードを下げたら、その分費用が下がったよ〜!!
値段交渉時のポイント
さて、いよいよ値段交渉時のポイントです。
ここでは、値段交渉のタイミングや交渉の仕方を紹介するよ!
値段交渉は請負契約前に!期末や月末が狙い目
先ほど、ハウスメーカーで家を建てる場合には
- 請負契約
- 着工合意契約
があるとお伝えしましたが、値段交渉は必ず「請負契約の前」にしましょう。
なぜなら、値段交渉は請負契約前はできても、請負契約後はできないことが殆どだからです。
家の詳細が詰まってきて、この内容で予算におさまれば契約したい、と思った時が交渉のタイミング!
他のメーカーでも迷っていることを伝える
もしあなたが営業担当だとして、お客様に「このメーカーしか見ていないんです!安くしてください!」と言われたら、値引きをするかな?
優しい方はそこまで言うなら、、と値引きしてくれるかもしれませんが、実際はその値引幅は小さくなると思います。
なぜなら例え値引きに応じなかったとしても、他と比較せずそのメーカーしか見ていないなら、多少高くても決めてくれるのではないか?と思うからです。
我が家は住友林業以外に、積水ハウスとミサワホームも比較していたよ♪
このメーカーで建てたい気持ちを伝える
そうはいっても、他にも見ているメーカーがあるから価格交渉できないんだったらやめます〜みたいな強気すぎる態度だと、メーカー側も「それならいい!」ってなっちゃいますよね(汗)
比較はしているけど、第一希望はこのメーカー!どんなところが気に入っているのかや、営業さんへの感謝の気持ちなどを沢山伝えましょう!私たちはここで家を建てたいんです!というラブコールで、営業さんはきっと頑張ってくれます!
住友林業さんの木の雰囲気や、出してもらったプランがすごく気に入っていて、、何よりも営業担当さんが色々頑張ってくれているので、価格さえあえばここで建てたいんです!!
いくらまで値引できますか?ではなく、この金額まで値下げしてもらえるなら契約する
私が営業をやっている時は「いくらまで値引できますか?」と聞かれたら、「適性価格で販売しているので値引できないんです・・」とお答えしていました。
値引きは販売側にとっても、契約してもらうための交渉カード。はじめから値引前提で販売している訳ではないからね!
なので、私が購入側として意識していたのは「値段交渉と契約の意思は必ずセットで伝える」ということ!
ちなみに我が家では、初めての展示場内覧時や打ち合わせの最中にもかかわらずノリで「お安くしてくれるんですよね〜♪」なんて言っちゃう旦那を、「契約するって決まってもいないのに失礼だからやめてくれ〜!」と私が制止していました。笑
値段交渉が難しいならオプションサービスで交渉
色々な値段交渉術を伝えてきましたが、実際は全ての交渉を飲んでもらうことはむずかしく、「値引できるのはここまででした、、」と希望に添わないこともあります。
そんな時我が家では、「最後の一押しとしてオプションサービス」で交渉をしました。
そこまで頑張って頂いたならもう決めたいんですが、最後気持ちの後押しとして、ガス乾燥機「乾太くん」をサービスしてもらえませんか?それが可能ならもう決めるので・・!
この時、我が家が建物のオプションではなくガス乾燥機を希望したのは、「住林内での交渉ではなく、住林からガス会社への交渉になるかも・・?」と想像したからです。真相は分かりませんが、ハウスメーカーでの値引きがこれ以上難しいなら、ハウスメーカーからの外注先で交渉できるところはどこだろう?と考えてもいいかもしれません♪
夫婦で役割分担
ここまで見ていただいた方は、長い文章にお付き合いいただきありがとうございます!
値段交渉はできそうでしょうか??
ん?考えることが多すぎて難しいって??
そんな時は、夫婦で役割分担しちゃいましょう!
全部自分一人で伝えようとすると難しいので、例えば
- 奥さん・・・メーカーやプランが気に入っていて、ここで建てたい!と伝える役割
- 旦那さん・・・冷静に比較検討して交渉する役割
というように役割分担するのも一つの手だと思いますよ♪
番外編:条件が当てはまれば必ずしてもらえる値引もある
我が家が実践した値段交渉術についてご紹介させていただきましたが、番外編として「条件が当てはまれば必ずしてもらえる値引やサービス」についても最後にお伝えします!
例えば、こんなものです。
- 知人からの紹介割引
- 会社の提携割引
- 見学会割引
- ○月契約キャンペーン割引
- ○月契約オプション特典 など
この条件に当てはまる人は、○%割引するよ!とメーカー側が決めているものですね。
紹介割や会社の提携割は該当しないとどうしようもないですが、家を建てた場合に見学会をしてもいいよ〜という方は、そういった割引がないか聞いてみるといいですよ♪
納得して家づくりをするための手段の一つとして、値段交渉をしてみよう
いかがでしたか?
我が家はこんな方法で、当初伝えていた予算内で満足いく家づくりをすることができました♪
ただ個人的には、値引は無しでも満足いく家づくりはできると思います^^
でも、もし資金計画や予算的にちょっと納得がいかないようでしたら、一つの手段として値段交渉の相談をしてみてもいいかもしれません♪
この記事が少しでもお役に立つことができればいいなと思います。
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