こんにちは!住友林業で平屋を建てたみやもっちです。
このブログでは、不動産会社勤務の私が宅建士・二級建築士・インテリアコーディネーターの資格を生かして、「自分の知識を総動員して注文住宅を建てた話」をお送りしています。
今回はタイルデッキと室内床との段差を無くす方法について♡
我が家の特徴でもあるリビングに面した中庭。
ここにはかなりこだわりがあって、
リビングの床とタイルデッキの高さを同じにしたい!
と切望していました。
しかし設計さんからは「ウッドデッキなら室内床と同じ高さにできるけど、タイルデッキの場合は室内床より下がる」とのお言葉が・・(ガビーン)
パースで見るとこんな感じに。
なぜタイルデッキの場合は室内床と同じ高さにできないのかというと、
- タイルデッキが外壁に干渉してしまうため
- 水切り機能を生かすために、水切りより下で施工する必要がある
といった理由があるのだそうです。
室内床と同じ高さにして、リビングの延長のように使いたいのに〜!
でも、ウッドデッキはイメージと違う・・!
そこでこだわりを実現すべく色々と調べた結果、ある方法で施工すればタイルデッキでも室内床と同じ高さにできることが分かりました!
注意点もセットで、紹介していきますね^^
我が家のタイルデッキ
まずは我が家の仕上がり写真をご覧ください♪
室内床と、タイルデッキの高さに注目・・
めちゃめちゃ同じ高さ!!
もはやデッキもリビング!
これぞ我が家が求めていた理想のフラット具合・・!
施工してくれた外構業者さん、ありがとうございます(TT)
(ちなみに施工業者は住友林業緑化さんではないよ〜)
グレーチングを使って室内床とタイルデッキを同じ高さに
ではどんな風にタイルデッキと室内床の高さを合わせたかというと・・
「グレーチング」という部材を使って施工をしてもらいました。
※グレーチングとは…
鉄などでできた格子状の溝蓋のこと。道路脇の側溝や排水溝の蓋にも使われる。水だけが流れ、人や物の落下を防ぐ役割をする。
要は、溝になっている部分の蓋になって、物の落下を防ぎつつ雨水を下に流してくれるってこと!
横から見ると、こんな感じになってます。
タイルデッキを外壁にくっつけることができないため、外壁との間に隙間を空けて施工し、その隙間を埋めるようにグレーチングをはめているんです。
グレーチングをつけることで
- 外壁を傷つけることがない
- 間の隙間に足をひっかけたり、物を落としたりしない
- 雨水はグレーチングの下に流れる
といった効果があるため、無事リビング床とタイルデッキをフラットにすることができました◎
目立たないけど絶大な効果・・グレーチング、おぬしやりよるな。
タイルデッキを室内床とフラットにする場合の注意点と対策
そうして無事我が家の夢を叶えてくれたグレーチングですが、注意点もあるのでご紹介しますね。
施工費用が高くなる
そう、グレーチングを使った施工をする場合、通常施工と比べて施工費用が高くなるんです;;
我が家では外構業者さん3社に見積もり依頼し、うち2社に施工費用は高くなると言われました。
差額はグレーチング施工をする範囲によると思いますが、我が家の場合で約20万円・・!
しかし最終的に施工してもらった1社は、グレーチング施工でもお値段変わりませんよという神対応・・
外構は業者さんによってかなり費用が変わってくるので、3社程相見積もりをとることを強くおすすめします!
デッキと地面との段差が大きくなる
見落としがちなのが、デッキを室内床に合わせて高さを上げる分、当然デッキと地面の段差が大きくなるということ。
その分デッキを階段にすればいいのですが、、
うちは中庭が狭いから、階段のスペースが作りにくい・・!
最終的に、こうなりました!
タイルデッキと地面の段差がそこまで大きくなくて、いい感じ!
どのように高さを合わせたかというと、実は・・
中庭部分だけ、地面の高さ自体を上げてもらいました!
我が家のように中庭が狭いからできる施工ですが、同じような外構の方には参考になるかも^^
雨水が溜まりやすい構造になっていないか注意
デッキと室内の高さが同じになる分注意したいのが、雨水が溜まりやすい構造になってしまっていないかです。
大雨が降った時に雨水が室内側に入ってきたり、グレーチングの下に雨水が溜まりやすくなってしまうと心配ですよね。
我が家はこんな感じで軒が深めで雨が当たりにくいので、今のところは大丈夫そう・・
正直、施工時はそこまで考えてなかったんだけどね(汗)
そして雨水が溜まって外壁が劣化しても、タイルデッキが外壁と近いため補修がしにくい(><)
あらかじめ雨水が溜まりにくくならないよう、グレーチングの長さや軒長さは施工業社さんと相談してみましょう。
タイルデッキが室内床とフラットで良かったポイント3つ
タイルデッキが室内床とフラットになったことで、我が家ではこんな良いことがありました♡
出入りがスムーズで、デッキをリビングの延長として使うことができる
まず1つは出入りがスムーズなこと!
デッキでピクニックをしたいなんて時も、キッチンで作った料理をサッと運ぶことができる♪
段差が無いことによって、デッキをリビングの延長として使うことができるのは嬉しいポイントですよね。
視覚効果でリビングが広く見える
見た目のところでいくと、リビングが広く見えちゃいます。
リビングから中庭を眺めてみると・・
どうかな?リビングの床が外にまで繋がっているように見える・・?!
段差が無いことで視覚的にも室内の床が奥に広がっているように見えるような気がしますよね。(しませんか?笑)
サッシの掃除が楽
これは予想外にラッキーだったことなのですが、サッシの掃除が楽になりました!
一般的なサッシはこちら
外のデッキと室内がフラットな場合のサッシはこちら
サッシまでもがフラットーーー!!
おかげさまで、掃除機をかけるだけである程度綺麗になる・・!
ホコリがたまらない・・!
最近息子がサッシ大好きですぐハイハイしてサッシを触りに行くので、これは予想外に大助かりです。
外構をハウスメーカー以外で頼む場合は、「フラットなデッキを付けるから、専用のサッシで」と伝えることを忘れずにね!
ウッドデッキではなくタイルデッキでも、室内床と同じ高さにできる!
いかがでしたか?
ウッドデッキじゃないと室内床と同じ高さにできないんだ・・と悩んでいる方の、解決策になったら幸いです♪
タイルデッキのある生活を楽しみましょう♡
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